子宮膣部びらん
膣と子宮が続いている部分を子宮膣部といいます。この子宮膣部がただれてしまうことを子宮膣部びらんといいます。
この子宮膣部びらんはとても多くの女性に見られる病気で、特に出産を経験した女性のほとんどにびらんが見られるといわれています。
子宮膣部びらんの症状はおりものの増加が一般的です。排卵期にはとくにおりものが増加します。びらんの表面から出血するようになると、性交時に出血することも多く、排尿後やおりものにも血が混じていることもあります。またほとんど自覚症状がないこともあるようです。
子宮膣部びらんの治療は、軽いびらんの場合や炎症がでていない場合はそのまま経過をみることが多いようです。一方、軽いびらんでも炎症がある場合は膣の洗浄や抗生物質の投与などを行うようです。子宮膣ぶびらんが大きかったり、出血などの症状がある場合は電気で凝固したり、レーザーや手術などによりびらんを切除でします。また、冷凍療法などといった治療方法もあるようです。どの治療も痛みがなく簡単に終わる治療です。
子宮膣部びらんは子宮頸ガンの初期症状ともよく似ているといわれているので、びらんがある場合には定期的にガン検診を受けられたほうがよいようです。