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卵巣のう腫

卵巣のう腫は卵巣にできる良性の腫瘍(コブのようなもの)です。もともと卵巣はいろいろな腫瘍ができやすいところなのですが、その腫瘍のほとんどは良性のものが多く、ガンなどの悪性腫瘍の発生率は約10%ほどといわれています。

卵巣はそら豆ぐらいの大きさで、左右対称になっています。この卵巣が何らかの原因によりコブのように大きくなってしまうことがあります。これが卵巣のう腫です。この卵巣のう腫は片方だけにできることもありますが、両方同時にできてしまうこともあります。

卵巣のう腫の症状は、初期のうちはほとんど自覚症状がありませんが、下腹部にさわるとしこりを感じます。腫瘍が大きくなってくると少しずつ下腹部痛を感じるようになります。人によっては、腰痛などを感じることもあるようです。

卵巣のう腫の治療は、手術によってのう腫を取り除きます。症状や患者さんの状態にもよりますが、のう腫だけを取り除く場合と、卵巣・子宮まで摘出してしまう場合もあるようです。

卵巣のう腫は茎捻転を起こしてしまうと大変です。これは卵巣のう腫と子宮を結ぶ茎状の卵管がねじれてしまい、のう腫への血行が途切れてしまう症状です。激しい下腹部痛、吐き気、さらにショック状態に陥ってしまうこともあるので注意が必要だと言えるでしょう。



 

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